サーフライフセービングオーストラリアのコーチングでは、ピボットターン、ジャンプターンの2つが紹介されています。また、学生時代、深山コーチからは更に二―ピボットターン(膝を軸)とフットピボットターン(足を軸)を習いました。いずれのターンも基本的な動作や原理はありますが、体格や筋力、柔軟性などによって、自分に合ったスタート方法を身に付けることが大切だとも教えていただきました。なので、私も現在どんな子どもにも基本的にはこのピボットターンを紹介し、その後は自分のやり安い方法を勧めていきます。

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サンヨーカップ2009

Masato Ueki vs Simon Harris

それぞれの利点として、二―ピボットターンは、膝を曲げて回転するので素早く回転することができます。コンパクトに身体を使うため、日本人の中でも身長の低い選手に向いています。また、上半身の力さほど使わずに省エネでターンをすることができます。

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フットピボットターンは、足で地面を蹴るため、回転は二―ピボットターンほど素早い回転をすることは難しいですが、回転する腰の位置が高いので、180°振り向いたときには既に走り出しやすい体勢になっています。また、力強く地面を蹴り出すので、走る動作に伸びを感じます。上半身のプッシュ力や下半身を力強く蹴る力のある人に向いています。

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ジャンプターンは実は詳しくわかりません(笑)しかし足で地面を蹴る点ではフットターンに近く、ジャンプして膝を曲げる点では二―とフットの中間とも言えるかも知れません。

私は20年前から二―ピボットターン。

その中でも研究に研究し誕生したのが、「スペシャル2006」以降年々変化していくので、毎年西暦を付けて、最高に仕上げています。

今日はこの辺にしておきます!
つづく。

植木 将人